まいど、ウマッスルです!
皆さん無料と言う言葉は好きですか?
個人的にはあまり好きではないというか、少なくとも何でも無料がいいわけではないという考えです。
今日の記事では、無料ばかりを求めると資産が減る可能性があるという話をします。
無料という最強のキャッチコピー
物を買ったり何かの会員になったりする際に、誰しも最初はお金を使うかどうか考えると思います。特に、慣れ親しんでいないもの、初めてのものに関してはハードルがかなり上がると思います。
良く分からないから手が出しづらいなぁ
実際にどんなものか試してから始めたいなぁ
そんな気持ちのハードルを下げるのが無料というパワーフレーズです。
とりあえず無料ならまぁいっか
そう思わせることで、最初の導入段階でのハードルを下げることができるわけです。
つまり、ただ正規の値段で買ってくださーいと言っている場合と比較して、この時点で多くの見込み客を確保することができます。
一旦、見込み客となった人の中には結局そのサービスを気に入らない人もいるかもしれませんが、実際に体験してみて良かったと思う人や、とりあえず継続してサービスを受けようという人が一定割合必ずいます。
この後にお金を支払ってくれる人が、物を売る・サービスを提供する側から見た本当のターゲットです。
はっきり言ってしまえば、ただ無料のサービスを受けたい人は企業側からは不要な存在です。
「なんで最後まで無料じゃないんだよ!」なんてセリフは、
企業側からしたら「利益にならないからに決まってるじゃないですか」という当たり前の回答を生むしょうもないクレームに過ぎないわけです。
忘れてはいけないのは、企業の顧客第一主義はあくまで建前です。自社が利益を上げるのに良いイメージを保つことが大事だから「お客様のため」というフレーズが出てくるわけであって、本質的には自社の利益をいかに上げるかを考えるのが企業の中で求められるものです。
もし、あなたが今日の仕事の分の給料出ないと言われたら、怒りますよね?
相手に無料でものを提供しろと言うのはこれと同じことを要求していることなんですよ?
と、ここまで書けば、ただ無料だからというだけで物事を判断するのは危険だと言うことが理解してもらえるのではと思います。
次章では、無料だからで引っかかりやすい罠パターンを紹介したいと思います。
誰もあなたに無料で奉仕したいわけではありません。企業はマザーテレサではないので。
無料の罠の代表例
・無料で登録できるメルマガ等
・初月無料
・無料で見れる動画媒体
上記のフレーズを見て、ピンとくるでしょうか?
(1)無料で登録できるメルマガ等
まず一つ目の無料登録のメルマガなどはピンとくる人が多いのではないでしょうか?
「●●な話が無料で配信中ですこちらに登録してくださーい!」
「登録した人には●●を無料でプレゼント」
といった、登録を促すパターンです。
当たり前ですが、この手の勧誘はあなたに無料の●●な話を教えたいわけではありません。メルマガなどに登録してもらうことで、今後様々な案内を出すのが目的です。
そんなん、怪しい系のページとかに載ってるだけで、自分は誘導されへんわー
と思ったそこのあなた
怪しい系にひっかからなかったとしても、世の中にはこのパターンに似たものはたくさんあります。
例えば、オンラインショップや出前の宅配のための個人情報の登録の際に、メルマガ配信を受けるかどうかの選択する欄があるのも、上の事象に近いものです。一度見込み客として確保したあなたに、様々な案内を送ることで、利益を得るのが目的ですから。
(2)初月無料
初月無料や初回無料といったフレーズは良く聞くのではと思います。
とりあえず最初お試しでやってみて、納得して継続する分には問題ないですが、特に継続するつもりはないのに、気が付いたら継続で引き落としがされていた。そんな経験はないですか?
また、一度有料サービスが開始されたら1年間は継続が条件とか、色々な条件を見落としてしまっていたなんてこともあるかもしれません。
無料と言うフレーズのせいで、契約やサービスの内容を深く見ないでスタートしてしまう。このパターンで失敗する可能性は結構高いと思います。
高い確率で自分がやってみたい・買いたいと思っていての初回お試しならいいですが、とりあえず無料だしっていう気持ちだけでいると痛い目を見てしまいます。
(3)無料の動画媒体
みなさんテレビはどういった業種ですか?
エンターテイメント?
正解は広告業です。
NHKを除いて、各テレビ局はCMを流した企業から広告料を貰うことで経営が成り立っています。
なので、より番組が見られることで、その間に流れる広告も見てもらうことができる。だからこそ、視聴率に意味があるわけです。
同じようにYoutubeなどのサイトは無料で動画が見れる媒体だと思っていませんか?
確かに無料で動画が見れるわけですが、本質はYoutubeも広告業です。ただ無料で動画を提供しているだけでは利益はあがりませんから、広告費用によってGoogleは利益を得ているわけです。
これも当たり前の話で、テレビ局にしてもYoutubeにしても、そのサービス提供に携わっている社員がいるわけで、その人たちの給料を支払うためには何らかの利益が出ていないとおかしい話になります。
広告からの収入がメインであるが故に、Youtubeで流れる広告は人によって違ってくるわけです。
テレビの場合は、決まったCMが流れてきますが、Youtubeの場合にはあなた好みの分野に関連した広告が流れてくる仕組みになっているのでより購買意欲が刺激される形になります。
あなたが好きでものを購入する分には特に問題ない話ですが、広告につられていらないものを購入する習慣がついている人は気を付けた方がいいかもしれない事項です。
このように無料という入り口の向こう側には、顧客にお金を使ってもらうゴールが用意されています。
マーケティングの手法としては特に悪いことだとは思いませんが、消費者側としては無料だからで飛びついていると予期せぬ出費がかさむ可能性があります。
世の中タダほど怖い話はないということです。
無料の先にあるものを見れば、自分の資産を無駄に減らすことはない
誰もあなたに無料で何かを提供したいわけではない。世の中そんなお人よしは中々いない